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日本人の暮らしのなかに根づいていた柿渋 |
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「柿渋」といわれても、最近ではほとんど耳にすることがないものです。若い人の中には初めて聞くという人もいるのではないでしょうか。柿渋とは、その名のとおり、柿に含まれる「シブ」のこと。
まだ実が青い時期にもっとも多く含まれています。
良質の渋柿を青いうちに絞ってできた液体を発酵させ熟成させたものが柿渋です。ひと昔前まで柿渋は生活必需品といえるほど、日本人の暮らしの中でさまざまに利用されていたものです。
例えば、魚網や漁船、桶、米びつ、和傘、和紙、うちわ、天井板、漆器の下塗りなどに、耐水・耐材を目的に使われていました。
民間薬としては火傷やかぶれの外用薬に利用されたのがはじめ。止血にも効果があるので、それなら吐血や血便などの体内の出血にも効くのではないかと、飲用されたのが内服薬としてのはじまりです。この内服薬は脳卒中の予防やその後遺症、つまり、中風によく効くとして、古くから多くの人に利用されてきました。
天然柿渋4大パワー |
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赤ワインの10倍以上含まれるポリフェノール |
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柿渋にはビタミン、食物繊維、ミネラルなど、多くの栄養素が豊富に含まれています。
さらに注目したいのが、赤ワインで一躍有名になったポリフェノールです。ポリフェノールは植物の光合成によってできた糖類を原料としてできる物貨で、強い抗酸化作用をはじめ、実に多くの働きで健康な体をつくる成分。とくに柿渋ポリフェノールはタンニン・カテキン・フラボノイド、アントシアニンなどを含む高分子の結合体です。
しかも、その含有量は、柿渋100g中に3500r、緑茶で230r、赤ワインで300rですから、なんとその10倍以上もたっぷりと含まれていることになります。
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血液のそうじをして血圧を下げる柿渋ポリフェノール |
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タンニンなどを含む柿渋のポリフェノールが、健康のためにどのような働きをするのかを見てみましょう。
「病は血から、人は血管から老いる」というように、血液や血管は人間の健康を守る大切なものです。血液に悪玉コレステロールや過酸化脂質が増加すると血管の内壁が脂質で分厚くなり、こぶのようにせりだして血管を狭め、高血圧を引き起こし、動脈硬化や脳卒中の原因となります。
柿渋ポリフェノールに含まれるタンニンは、血中の悪玉コレステロールを減少させ、さらに血中の脂質が活性酸素によって過酸化脂質へと変化するのを抑えます。血液の流れがスムーズになると、栄養や酸素が体のすみずみの細胞にまで素早くいきわたり、老廃物も取り除かれます。すると新陳代謝が促進され、体全体が活性化されて、さまざまな、不調が改善されることになります。
血液がきれいにそうじされ血流がよくなると、血圧を下げることができます。東北大学では東北地方の民間療法として高血圧や脳出血後遺症に柿渋が利用されていることに注目し、臨床実験実施した結果、確かな降圧作用が見られるという報告がされています。脳卒中の後遺症によいというのは、実際に試してみた方からの体験談が示してくれています。
例えぱ、兵庫県の70歳の男性は、脳卒中で半身不随になったとき、柿渋を朝昼晩と飲みつづけたところ、半年間でみごとに治り、社会復帰を果たされたとのことでした。 |
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抗酸化作用で活性酸素をそうじする |
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ここ数年、生活習慣病をはじめとする多くの病気の根本的な原因は活性酸素にあるといわれています。活性酸索とは体内に取り込まれた酸素が、強力な毒性を持つ酸素へと変化したもので、脂質を酸化させて過酸化脂質に変えてしまったり、細胞膜を壊したり、遺伝子DNAに傷をつけたりする極悪人。
高血圧や動脈硬化、ガンなども、この活性酸素が原因で引き起こされることがわかっていますし、体内の老化を早めてしまう原因にもなるものです。柿渋ポリフェノールには、この悪玉酸素である活性酸素を取り除く抗酸化作用があり、その働きによって、生活習慣病の予防、細胞のガン化の抑制、内臓機能の正常化などに役立ち、病気になりにくい体をつくります。
また、シワや白髪といった老化のスピードを遅らせて、若々しさを保つのにもひと役買ってくれます。この他、柿渋はその抗菌作用、解毒作用により、食中毒防止や虫歯予防、口臭予防、風邪予防、二日酔いの解消など、さまざまな働きで健康な毎日を守ってくれるものです。 |
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